グラぽ

名古屋グランパスについて語り合うページ

メニュー

[コラム] 小屋松知哉の正念場

久々の勝利に湧くヤマザキナビスコカップ第1節川崎フロンターレ戦のあとでしたが、小屋松知哉選手がTwitterに気になる投稿をしていました。


これまで公式戦3戦連続して先発をしていた小屋松知哉選手でしたが、対戦相手のサポーターとも話していて、「脅威になっていた。」「一瞬のダッシュ力がある」となかなか好評でした。すでに1ゴールを上げており、実質ルーキーの小屋松知哉選手の成績はそれほど悪いものとは思いません。

ただ、松本山雅FC戦でもそうでしたが、川崎フロンターレ戦でも強いフィジカルで当たられると、簡単にボールを奪われてしまうシーンが多かったのは間違いありません。ツイートはそのなかからいくつが決定機になってしまったことを意味していると考えて間違いないでしょう。

鹿島アントラーズ戦はスタメン落ちか?

悪いタイミングで、川又堅碁選手の調子が上がってきました。川又堅碁選手は小屋松知哉選手と逆にあまり組み立てには参加できませんが、ゴール前の駆け引きや決定力には定評があります。

また矢野貴章選手も中盤で成果を挙げており、競争に入ってくるかもしれません。

現状、4-2-3-1の3の部分の候補としては以下のメンバーがいます。(太字はリーグ戦で先発しているメンバー)

  • 矢田旭選手
  • 小屋松知哉選手
  • ノヴァコビッチ選手
  • 小川佳純選手
  • 永井謙佑選手
  • 田鍋陵太選手
  • 矢野貴章選手
  • 松田力選手
  • 森勇人選手
  • 田中輝希選手

なんと候補になるだけで、10名がいます。さらに負傷中の青木亮太選手まで11名がひしめく激戦区となっています。ノヴァコビッチ選手がFWからトップ下にポジションを移すことで、小屋松知哉選手が弾かれる可能性も十分に出てきました。

焦りは禁物

これだけ多士済済のMF陣ですので、スタメン落ちも十分にありえます。ただ、外れた後が大事です。フィジカルに問題があるから、といって焦って筋肉の鎧を身につけようとしたりすれば、セリエAに渡ってスピードが落ち、決定力が失われた三浦知良選手のような結果になるかもしれません。

小屋松知哉選手の武器はなんでしょうか。矢田旭選手とはまたちょっと違った戦術眼を持ち、豊富な運動量でピッチ内のあらゆるところに顔を出してチャンスを作り、場合によっては一瞬のダッシュ力で敵を抜いてシュートにも行ける、というところではないでしょうか。

自分の強みを活かす方向で鍛えていけば、西野監督の評価は決して低くないわけで、またいつでもチャンスはつかむことができると思います。

田口泰士選手の初出場の際には今の小屋松知哉選手よりもずっとヒョロヒョロで、それでも強気にプレーをしていました。まったく同じようにフィジカルの弱さから相手のフォアチェックの狙い目になっていた時代も長く続きました。心ない人の批判もありましたが、今ではレギュラーとして常時出場ができるようになっています。そこには目に見えない日々の鍛錬があったのは間違いないでしょう。途中何回もスタメンを奪われながら、それでも向上することを忘れずに、耐えぬいたことで最後には背番号7を勝ち取ったわけです。

小屋松知哉選手も、そうやって負けずに、グランパスの次のバンディエラになってほしいものです。

Leave A Reply

*

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Share / Subscribe
Facebook Likes
Tweets
Hatena Bookmarks
Pocket
Evernote
Feedly
Send to LINE