勝負の4連戦の3戦目。ここまで1勝1敗。8/31のガンバ大阪の勝利、9/2の北海道コンサドーレ札幌の勝利を受けてこの4連戦の成績が重要になってきました。この大事な試合をダンコバさんにプレビューいただきました。お読み下さい！
はじめに
本日はアビスパ福岡とのアウェイゲームです。アビスパ福岡は現在13位、残留争いのライバルであり、残留争いから抜け出すためにも勝点3がほしい一戦ですが、前節にチーム得点王のマテウスカストロが負傷、本日は欠場が濃厚です。
長谷川監督も「マテウスのけがはチームにとって痛いですが、逆に言うとここでポジションを得る選手が必ず出てくるので、マイナスの部分だけではなく、また新たに出てくる力に期待しながら、明日のゲームをしっかりと闘っていきたいと思います」とコメントしており、どのような準備をしてきたか気になるところです。
この試合をプレビューします。
両チームの予想布陣
出場停止、負傷者の情報なども考慮し予想しました。
①アビスパ福岡
4-4-2の基本布陣を踏襲し、水曜日のガンバ大阪戦から数名変更すると予想します。
- GK：永石と予想。
- DF：CBに宮とグローリのコンビ、両SBは前嶋と輪湖で予想。
- MF：CHに前と平塚、SHにクルークスと田中を予想。
- FW：2トップは山岸とルキアンを予想。フアンマは出場停止で不在とは言え、フィジカルコンタクトに長所を持つ2トップであり要注意です。
②名古屋グランパス
3-4-2-1の布陣で予想します。マテウスカストロが欠場濃厚の為、先発は何名か変更すると予想します。
- GK：ランゲラックと予想。
- DF：中谷、藤井、丸山と予想。
- MF：CHにレオシルバと稲垣、左WBに吉田豊、右WBには森下、2シャドーに仙頭、相馬と予想。相馬の攻撃力を生かすために左シャドー、左WBに負傷明けの吉田豊を起用すると予想しました。
- FW：1トップで永井謙佑と予想。試合展開によってレオナルドと永井の交代、或いは柿谷とレオナルドを途中出場させた2トップ起用もあるかも知れません。
名古屋グランパスの勝ち筋
①前節の宿題、4-4ブロックを攻略できるか
前節アビスパ福岡と対戦したガンバ大阪はカウンター攻撃に加え、左右に揺さぶりゴール前のスペースを作り出していました。
前節敗北したガンバ大阪と同じく、アビスパ福岡も4-4-2の固い守備、フィジカルコンタクトに強い2トップが持ち味であり、名古屋の攻撃面での課題は同じです。
アビスパ福岡の4-4ブロックは縦方向にも横方向にもコンパクトな守備ブロックです。縦パスをカットされるとカウンター攻撃を受けるリスクがあり、横方向へのスライドも早いです。名古屋の長所である両WBからのクロスだけではシュートチャンスを作ることは難しいでしょうが、ガンバ大阪戦の反省を生かしてスペースを作る、ゴールをこじ開ける攻略法を見つけることを期待しています。
②守備陣のカウンター攻撃の対応
恐れずに縦パスを入れてもアビスパ福岡にカウンター攻撃を受けるリスクは90分間常に伴います。福岡の強力な2トップ、そして途中出場で出てくるであろうジョン・マリ相手にCB3人とGKだけで守備対応しなければならない場面も少なからずあると思われます。3バック中央の藤井には特に負荷が掛かると思われますが、福岡の攻撃陣を完封する活躍を期待したいですね。
おわりに
今シーズンの勝率だけで見れば難しいアウェイゲームですが、マテウスカストロの代わりに出場した選手が活躍して、名古屋グランパスの新たなヒーローが誕生するのを期待したいですね。
良い試合になりますように。