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【追記あり】なぜヤクブ・シュヴィルツォクの出場停止は4年間なのか #grampus #Kuba40

これまでグラぽでは、ヤクブ・シュヴィルツォク選手のドーピング問題について2回まとめてきました

しかし残念なお知らせが届いてしまいました

結果は4年間の出場停止という、最悪の結果でした。なぜこうなったのでしょうか?

出場停止の基本期間は4年間

まずドーピングでの出場停止は上の図にもあるように、4年間の出場停止が基準になっていて、汚染物質の摂取や特定物質によるものであれば2年以下に軽減されます。しかしそれ以外の場合は4年がキホンです。

また、アスリートに過誤または過失がなかったことが立証できれば大幅に軽減されます。ただ海外遠征先でのできごとなので、立証はかなり困難だったはずです。

資格停止期間決定のフロー
資格停止期間決定のフロー

処分のタイムラインは以下のような形だったと思われます。

  • 2021年12月:A検体の検査結果から資格停止処分開始、クバとグランパスは上告
  • 2022年9月ころ:B検体の検査結果が出る→ここからはクバに過誤または過失がないことを証明できるかをWADA(国際アンチドーピング機関)で調停
  • 2022年10月28日:過誤または過失がなかったことを証明できなかったことにより、4年間の出場停止期間が確定

クバは意図的にドーピングを行ったの?

タイムラインを見ていると「4年間の資格停止ってことはドーピングが意図的と認められたの?」という声があがっていました。

真実はわかりません。

ただ、EURO2021に出場するような選手が、ドーピングの結末を知らないわけもなく意図したドーピングではなかったと思います。

ただし、ドーピングにおいては「アスリートに過誤または過失がない=まったくアスリートに責任のない状態で」それが発生したと「証明」できなければならないのです。

私たちもなにかやらかしてしまった場合、「それわざとやってる?」と言われても「そんなことするわけもない」と応えることはできても、「証明すること」はほぼ不可能です。

今回の裁定で決まったのは「クバに責任がない、ということは証明できなかった」ということです。

安易に意図的なドーピングがあったと決めつけるのはよくありません。

【追記】クバが摂取したとされるトリメタジジンとは?

AFCの裁定を受けてクバから表明がありました。

それを翻訳してくれたのがかざねさん

摂取していた栄養補助サプリメントに微量のトリメタジジンが混入していたとのことです。

トリメタジジンは本来は心臓病の薬。しかしドーピングでは「興奮剤」または「代謝調節薬」として取り扱われます。

アイススケートのロシア代表ワリエワ選手が摂取していたとして有名になった薬です。ワリエワ選手がこの薬だけでなく3種混合で摂取していたくらいで、単独ではそれほど効果の高い薬ではありませんが、代謝調節薬としても、興奮薬としてもドーピングにあたる物質です

【追記あり】クバはこれからどうなるの?

4年間の資格停止が決まった以上、名古屋グランパスでクバを見ることができる可能性は宝くじの一等にあたることなみに確率は低くなりました。

追記:クバは不服としてCASに上訴したようですが、残念ながらCASの裁定は過去の例から最低でも4ヶ月はかかります。来年2月に結果が出ていたとしても、既にグランパスの2023年度の編成は終わっているものと思われます。CASで無罪もしくは大幅処分低減を勝ち取っても、1年4ヶ月のブランクがある選手がトップコンディションに戻すには半年はかかります。夏まで果たして待てるか?が焦点になりそうです。

【追記あり】クバの契約はどうなるの?

シュヴィルツォク選手とクラブとの契約につきましては、弁護士を通じてシュヴィルツォク選手と協議中となります。

公式サイトの文言です。

なにを協議するのでしょうか。資格停止なんだから契約解除で終わりでしょう?と思われるかと思います。

https://www.realchampion.jp/what/actions/principles/cleansport.html

アスリートは体内に摂り入れるもの全てに責任をもつこと、それが「厳格責任」

ドーピングに関しては、基本的にアスリート自身に責任があるとされています。

追記:ですから、AFCも基本やりとりはクバとの間で行っていたのだと思います。サプリメントだったとしたら、そのサプリメントをチームが用意したものなのか、クバが独自に用意したものなのか、で変わります。そこで責任分担の割合が変わります。

ただし、今回のドーピングが発覚したのがACLによる遠征中だった、というところが焦点になります。ということは意図的ではなくても禁止物質を摂取してしまったのにはチームの管理責任があるのではないか、と弁護士から主張されてもおかしくありません。

そうなると残り契約期間の解除にあたって、無償で契約解除が認められない可能性もあります。

もちろんチームの管理責任が10割ということはありえませんが、クバ側としてもなんらかの譲歩を引き出したいと思うのが当然です。

追記:クバとしてはCASで無罪もしくは大幅処分低減を引き出したら、本来の契約を維持したい、と思っており、そのためのバックアップを引き出したい、と思っているのではと想像します。

これがまだ結論が出ていない原因だとグラぽは想像します。

なんとか、八方丸くおさまってくれることを願っています

About The Author

グラぽ編集長
大手コンピューターメーカーの人事部で人財育成に携わり、スピンアウト後は動態解析などの測定技術系やWebサイト構築などを主として担当する。またかつての縁で通信会社やWebメディアなどで講師として登壇することもあり。
名古屋グランパスとはJリーグ開幕前のナビスコカップからの縁。サッカーは地元市民リーグ、フットサルは地元チームで25年ほどプレーをしている。

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