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柿谷曜一朗と木本恭生はどんな選手なのか

いよいよ待望の新加入選手の発表です!どんな選手なのか気になりますよね。そちらを特集します!

名古屋グランパスに足りないピース:高さをもたらす選手:木本恭生(きもと・やすき)

木本恭生選手の素顔

木本恭生選手は1993年生まれの27歳。静岡県出身で静岡学園高校出身。吉田豊選手のちょうど3年後輩です。大学は福岡大学に進み、山﨑凌吾選手の1年後輩で、同じチームでプレーもしました。

守備のスペシャリストと動画のなかでも紹介されており、堅守セレッソを支えてきた重要なレギュラー格の選手と言えるでしょう。

2019年放映の木本恭生出演の動画です。本人が話しているところを見たことがない方も多いと思うので、是非見てみて下さい。

セレTube での木本恭生選手のインタビューを含めた動画です。(あまり戦術面は語っていません。戦術面は藤田選手が語っています)

動画をみていただければわかるように、朴訥で、それでいて意思の強さを感じさせるしゃべり方です。期待しましょう。

木本恭生選手のプレーの特徴

木本恭生選手は今年センターバックで12試合、セントラルMFで9試合先発しています。守備的なポジションであればだいたいこなせるユーティリティ性が売りでありますが、細かく言うとどういう特徴なのでしょうか。

Football-labのデータから参照してみましょう。まずはセンターバックとしての比較です。

センターバック3人のプレイングスタイル指標

見て貰ってわかるように、名古屋グランパスの弱点である空中戦に滅法強い選手であることがわかります。セントラルMF出身なだけにカバーエリアはかなり広め。ただこれはセンターバックとして起用されるとフィッカデンティ監督はポジションを守るように強く指示を出すでしょう。そしてビルドアップとしては丸山祐市・中谷進之介が大きく上回ります。これくらい特徴が違うとフィッカデンティ監督も起用を使い分けやすそうですね。

続いてセントラルMFとしての比較です。

セントラルMF3人のプレイングスタイル指標

実はゴールキックなどを受けることでも空中戦に弱い名古屋グランパスのセントラルMF2人では、収まらないことがかなりありました。そういう意味では弱点補強・・・というか

そりゃ木本恭生選手が欲しくなるわ、という感じです。ちなみに木本恭生の自陣空中戦はJリーグ全体で8位です。キム・ミンテ選手やシマオ・マテ選手、荒木隼人選手と並び、錚々たる面々のなかに入っているのが木本恭生選手。これは期待できますね。

ゼロトップをもっと進化させるフォワード:柿谷曜一朗

柿谷曜一朗選手の素顔

柿谷曜一朗選手といえば、才能を期待されながらも、10代のころは遅刻を繰り返し、素行不良のレッテルが貼られていました。

C大阪FW柿谷曜一朗(19)が度重なる練習遅刻で、クラブから罰金などのペナルティーを科されたことが10日、分かった。8日の練習に30分ほど遅れたが、これが今季6度目。レビークルピ監督は「プロとしての自覚と責任感が足りない。具体的な金額を言うつもりはないが、相当高額な罰金を科した。彼の行為はすべてのサポーターやクラブに対しての裏切りだ」と怒りを爆発させた。

引用元:ニッカンスポーツ [2009年6月11日11時8分 紙面から]

那須大亮さんのYoutubeで20分余りもセレッソ時代を振り返る動画です。ニュースだけ見ていると生活が荒れていた、不良っぽいイメージが強かったのですが、金髪だし。

しかしどっちかというと香川真司や乾貴士という日本代表でも大活躍した選手たちを見て、ふてくされていたという、子供だったということがわかります。

ただ、今年もファールをしてきた選手につっかかるなど、まだまだオトナとして落ち着いているタイプではなさそうです。上の動画はカレを理解するために、是非是非見て貰いたいです。

柿谷曜一朗選手のプレーの特徴

一言でいえば、ジーニアス(天才)。それに尽きます。

https://www.youtube.com/watch?v=I6mied8V31E

繊細なボールタッチ、なによりも相手の裏をとるプレーが非常に得意です。

相手を外すとき前田直輝選手なら「ギュンっ!!」という効果音をつけてディフェンダーを引き剥がす感じがあります。2020年最終戦ペナルティエリア内であわやゴールになりそうだったクロスを送ったときが一番前田直輝らしさを感じるプレーでした。

柿谷曜一朗選手の場合は、効果音をつけるとしたら「スッ・・・」という感じ。ディフェンダーからしたら、なんで抜かれてるんだ?って思うような抜きかたです。

前線で数的不利になりがちなグランパスのFWでは、相手を剥がせる能力というのはとても大事です。

フォワード4人のプレイングスタイル指標

Football-Labのデータから見てみると、4人にはそれぞれ特徴があるのがわかります。ヘディングシュートで印象的な得点をいくつも決めており、決定力の高い金崎夢生。空中戦以外ならほとんどどんな形でもチャンスを作ることができる柿谷曜一朗、パス出しとパスレスポンスに特徴のあるシャビエル、なによりもドリブルとパスを受けることに特徴のある前田直輝。

金崎夢生を夏まで欠くことが判っている名古屋的には、シャビエルと前田直輝のシュート関連の指数の低さは気になるところです。そういうところで決めることができそうな、純然たるセンターフォワードではないものの、今季リーグ終盤に上手く行っていた0トップをブラッシュアップする存在としては柿谷曜一朗選手は最適な存在なのではないでしょうか。

リーグ終盤、阿部浩之選手が出したパスが、阿部浩之選手と他の選手のイメージが合わないのかズレることが何度もありました。柿谷曜一朗選手の獲得は、阿部浩之選手のリクエストなのでは、と考えています。

この二人の新加入選手に期待しましょう!

データ引用元

米本拓司 2020 選手データ | データによってサッカーはもっと輝く
稲垣祥 2020 選手データ | データによってサッカーはもっと輝く
木本恭生 2020 選手データ | データによってサッカーはもっと輝く
丸山祐市 2020 選手データ | データによってサッカーはもっと輝く
中谷進之介 2020 選手データ | データによってサッカーはもっと輝く
柿谷曜一朗 2020 選手データ | データによってサッカーはもっと輝く
金崎夢生 2020 選手データ | データによってサッカーはもっと輝く
ガブリエルシャビエル 2020 選手データ | データによってサッカーはもっと輝く
前田直輝 2020 選手データ | データによってサッカーはもっと輝く
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About The Author

グラぽ編集長
大手コンピューターメーカーの人事部で人財育成に携わり、スピンアウト後は動態解析などの測定技術系やWebサイト構築などを主として担当する。またかつての縁で通信会社やWebメディアなどで講師として登壇することもあり。
名古屋グランパスとはJリーグ開幕前のナビスコカップからの縁。サッカーは地元市民リーグ、フットサルは地元チームで25年ほどプレーをしている。

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