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名古屋はどの局面を基準に保持の設計を考えるべきか? 2024年J1リーグ第34節 北海道コンサドーレ札幌戦ワンポイントレビュー #グランパス #grampus #consadole Y0193

僕らの1番。豊スタでのラストダンスを勝ちで送ることは出来なかった。

怪我人やチーム事情に苦しめられた状況とは違う明確な「落とし穴」

なにが起きたのか?ワンポイントレビューで振り返る。

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試合情報

1.名古屋グランパス・北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバー・ベンチ
1.名古屋グランパス・北海道コンサドーレ札幌のスターティングメンバー・ベンチ

対4バックの再来

2トップ1トップ下に対して4バックでボールを持つ札幌。大崎が下がって、青木が底に入るような形で名古屋の前線の守備に対応。WBを押し上げて4132のような形を取る。

仮想SH-SBの縦関係を「誰が消すのか?」が名古屋は決まらなかった。

こうなると名古屋は2トップでCB-SBを緩く見張る。近藤と菅の大外(仮想SH)にはWBを当てる事にした。

しかし、CB2枚+アンカーの型を取られている以上、SBに対して2トップが追い回しに行きづらい。

そうなるとSBの当たりの部分はCM2枚が出ていく展開となる。名古屋のCMは札幌のトップの降り、SBの選択肢、中盤の3枚(両SB+トップ下orインサイド)という厳しいシチュエーションに晒される。

前が迷うと後ろが迷う。選択肢に迷う。最終ラインも“出て戻る”のアクションも遅れていく。

非保持から入りたい名古屋は札幌が守備で受ける受けないの局面選択の優劣以前に自分達の土俵からスタート出来なかった。

2.思惑と外れて、自分たちの土俵に乗れなかった名古屋
2.思惑と外れて、自分たちの土俵に乗れなかった名古屋

名古屋はどの局面を基準に保持の設計を考えるべきか?

ここ数試合の完成系と明確に違ったのは菊地と森島の立ち振る舞い。シーズン序盤や中盤でIHの森島が大外に捌ける形を作る試合があったが、それらともニュアンスが違う。

そのニュアンスはプレー基準がチーム設計起因なのかどうか?

ボール保持の滞留に頻繁に寄せていく森島。内外、前後満遍なく。前線の流動性(永井、山岸を含めたローテーション的ポジショニング)に合わせて立ち位置(内外)を作る菊地が印象的

3.注目したい菊地泰智と森島司のポジショニングとその影響
3.注目したい菊地泰智と森島司のポジショニングとその影響

前線の自由と引き換えにいち早く動きの遅れと負荷を背負うのがこの試合では特に内田と稲垣だった。

大外の攻略の大前提は縦並びが存在する事。(cb-WBの関係を作ってから内外の立ち位置の選択肢を迫る)その並びを作るタイミングがアドリブになった為、この試合では右cbの内田のサポート基準が曖昧になった。(オーバーラップなのか、ビルドフォローなのか?設計の基準がない。)

前線の流動性を見て味方に動かされる部分は稲垣がサイドに広がる選択も同じ。前線に合わせてアドリブで入る部分と前述した守備設計でのCMの外意識。

先制点は守備の設計の選択エラーと攻撃の創造性へのベットが招いた失点だった

(CMが両局面で外につられやすい事。ビルドアップスタートでアンカーが空く事。)

局面同士の繋がりやプレー基準となる設計を曖昧にして賭けた創造力のしっぺ返しで失点となってしまった

但し、後半の菊地のポスト、ギャスパーのポストは先に内田を動かしてからの崩し。

後ろに見てもらう形から動かしてしまう選択に切り替えた。

札幌も青木の脇が緩い分CBの出し入れのズレは付くのが楽ではあった。

内田を動かして目線を振ってから前後のギャップを作る判断は良い修正であった。

4.内田宅哉によるギャップ作りと中盤の修正
4.内田宅哉によるギャップ作りと中盤の修正

試合雑感

  • THE苦手な4バックにかみ合わない方式だった。(いつもならアンカー見張り作りましょう!から入るのにこの選択が無かったのは久しくやってなかったからなのか、大崎と青木が落ちて形を作る事に面くらったのか?謎)
  • ポストぉ!
  • 3バックから大外の縦関係を作った札幌と、違う方を試した名古屋。ワイドに人を置いている意味の捉え方の差。

さいごに

残りの試合は僕らの1番の為に必ず。

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