注:この記事には遠慮無くサッカーの専門用語が使用されています。原稿末尾に用語集を作っています。
第1戦2-2の構図:ミラーの3-4-2-1で「保持は名古屋、得点は町田の武器で」
聖地・瑞穂での第1戦は2-2。名古屋(3-4-2-1)と町田(3-4-2-1)のミラーゲームで、立ち上がりの15分で保持率57.9%、16〜30分は63.3%と、名古屋がボールを握る時間は明確に上回りました。それでも前半6分に中村、後半33分にエリキと、町田の2大武器であるセットプレー/守備から速い切り替えのカウンターで2失点。終了間際に高嶺がPA外から押し込んで追いつきましたが、「持てるのに、堅守と一発で取られる」という、町田攻略の難しさが凝縮された90分でした。
前提として、名古屋は稲垣祥・マテウス カストロ・マルクス ヴィニシウス・原輝綺・小屋松知哉を負傷で欠き、攻撃と中盤の駒がかなり削られています。一方の町田も、テテ イェンギがオーストラリア代表招集で不在。互いに主力を欠いた中での第1戦だった点は押さえておきます。
1. 「堅守・町田」をどう崩すか
データが示す町田の崩しどころは「ショートパス」
まずFC町田ゼルビアの失点パターンに注目してみましょう。
町田の失点の内訳は、30m未満のパスから33.3%が最多、次いでセットプレー・ドリブル・PKが各14.3%。一方でスルーパスからは4.8%、30m以上のパスからの失点は0.0%です。
PK | 3 | 14.30% |
|---|---|---|
セットプレー直接 | 0 | 0.00% |
セットプレーから | 3 | 14.30% |
クロスから | 2 | 9.50% |
スルーパスから | 1 | 4.80% |
30m未満のパスから | 7 | 33.30% |
30m以上のパスから | 0 | 0.00% |
ドリブルから | 3 | 14.30% |
こぼれ球から | 1 | 4.80% |
その他 | 1 | 4.80% |
ここがポイントです。ロングパス一発で町田を崩すことが困難である、ということが結果からわかります。
ミシャ式の特徴である、対角ロングパス(シーズン序盤多く見られた、原 or 藤井から中山へのパス)は、相手が4バックで背後にスペースがある時には有効ですが、低い位置で背後を消す5バック相手には噛み合いません。 町田はミドルブロック72.4%、ローブロック72.2%と低い位置で構えて背後を消すため、放り込みの成功率はかなり低くなってしまいます。

上の図で見える線は「失敗したパス」の線で、名古屋グランパスの武器でもあった対角のロングパスに失敗が多いのがわかります。CB以外も含めてあまりサイドに効果的なパス出しができていなかったということは事実です。
FC町田ゼルビアの崩し方は、ブロックの内側・脇でのショートコンビネーションにあります。
つまり相手を引き出してからの30m未満のショートコンビネーション、つまりブロックの内側・脇への差し込みです。 ただし、町田の5バックを毎回きれいに崩し切れるわけではありません。
第1戦の高嶺の同点弾がPA外からだったのも示唆的で、ブロックを崩しきれない時間帯はミドルシュートとそのこぼれ球が現実的な得点源になります。
なお町田の得点パターンは、セットプレーから36%+セットプレー直接8%+こぼれ球20%(計64%)で大半を占め、計23得点(EAST5位)中15得点がこのセットプレーがらみです。カウンターがらみでは16%あるので8割がこの2パターンです。
ショートパスやスルーパスからの得点はほぼゼロ。
「カウンターとセットプレーで取るチーム」という性格が、攻守どちらのデータからも一貫して見て取れます。
町田の守備は「5バックブロック」 攻略の具体策
町田の3-4-2-1は、守備時に両ウイングバックが下がって5-2-3(さらに引けば5-4-1)の5バックブロックを組みます。
いっぽうで被攻撃回数104.7はリーグ1位(最少)、KAGI(相手に深いところまで攻め込まれず、安全なエリアでプレーさせているかどうかという指標)53.7は3位で、「相手に攻撃の回数自体を作らせない」ことで成立している守備です。
ボール保持率は45.6%(18位)、攻撃回数はリーグ最下位(20位)で、自分から保持して攻めるチームではありません。
第1戦でも序盤から名古屋が保持率で上回っており(立ち上がりの15分で名古屋57.9%、16〜30分で63.3%)、ボールは持てます。
問題は「何回攻撃しても崩せない」状態に陥ることでした。
和泉の「中継役」が生命線
第1戦で名古屋の保持が安定した理由は、和泉が町田の前線3枚と中盤2枚の間で受ける場所を作ったことです。
5バックは横幅を守るのが得意なので、サイドに振るだけでは空きません。狙いは2つです。
ひとつは中盤の2枚(前・ネタラヴィ)を数的に上回ること。
そしてここが第1戦で名古屋のパスが回り始めた最大の要因だと見ています。和泉(右シャドー)が、前とネタラヴィの背後で中間ポジションを取り、最終ラインと前線をつなぐ中継役をこなしていた点です。
ミシャ式はグラぽを読んでいる方ならご存じの通り、ビルドアップ時に4-1-5になってしまい、その「1(この試合では森島)」を経由するときが対戦相手にとって狙い目です。
「1」がプレスの餌食になればショートカウンターのもとになりますし、プレスを回避できても4-1-5の5枚がすべて前線に張っているだけだと、距離が遠すぎてパスは通りづらくなります。
WBはサイドの高い位置を取りたいので、「1」からボールを受ける役割はシャドー(この試合では木村勇大 or 和泉)になります。この場合、シャドーがパスを受けることができる場所はどこか。それは相手の中盤2枚の背後(ライン間)です。ここでうまく受けられるかどうかが生命線になります。
リーグ戦の間は木村勇大がハーフライン際まで降りてから受けて、反転してドリブルを仕掛けるという4-2-4ぽい作りを取っていました。しかし木村勇大はこの試合、かなり厳しめのマークを受けていたので、前を向いてのドリブルはその役割は高い確率で潰されていました。
代わりに普段は守備のバランスを取り、相手パサーを消す役割を担うことが多かった和泉が代わりを務めます。
彼がそのポケットに顔を出すことで、町田の前3枚のプレスは届かず、後ろ2枚(前・ネタ)は前に出れば背後を、出なければ和泉を自由にする、というジレンマに陥らせることができました。
結果として最終ライン→和泉→前線(山岸・木村)の経路ができ、中央を実質3対2(森島・高嶺+降りる和泉 対 前・ネタ)で上回れた。第1戦でボールが「動くようになった」感触は、この中間ポジションの設計が効いた証拠だと思います。第2戦でも、和泉がここで消えないこと、消されたら逆サイドの木村や降りる山岸が同じ役割を代行することが、攻略の起点になります。
もうひとつの狙いは、ウイングバックとワイドCBの間のチャンネル(ハーフスペースの裏)です。5バックでも、WBがボールに食いついた瞬間にCBとの間が割れます。和泉が中央で前・ネタを引きつけたうえで、①縦パスでシャドーに差し込み→②ワンタッチの落とし→③第1のパスに関与しない3人目(高い位置の中山克広ら)がチャンネルへ抜ける、という3人目の動きで内側を取り切る形が理想です。
狙う方向にもヒントがあります。エリキは右シャドーで攻撃志向が強く、守備の戻りが遅れやすい。つまり町田の右サイド(中村帆高〜昌子のチャンネル)が、最も穴になりやすい。エリキを「止める対象」であると同時に「彼の背後を突く崩しの的」として使えるわけです。
セットプレーは「直接」より「二次攻撃」
町田には屈強なセンターバックと反応の速いゴールキーパーがいます。ファー狙いから折り返すようなデザインされたセットプレーも当然狙いたいところですが、町田相手にそれだけで仕留め切るのは簡単ではありません。むしろ狙いたいのは、その次です。跳ね返りを拾う。こぼれ球に詰める。PA内で競り直す。整理された5バックを、ゴール前の混戦に引きずり込む。きれいに決めるより、町田が嫌がるカオスを作る。その意味で、山岸や木村の高さは囮としても有効です。
第1戦の1点目(木村勇大ゴール)はまさにそのパターンです。
2. カウンターでエリキ・相馬をどう止めるか
第1戦での両者の「役割の違い」を押さえる
2人は第1戦で役割がはっきり分かれていました。
エリキ=運ぶ・仕留める(トランジションの槍)。第1戦は評価7.3、得点。ランは22回・ボールの前進212.5m、ドリブル4回(成功2)と、自ら持ち運んで完結するタイプです。シーズンでも決定率が高く(SofaScore集計で35%)、シュートの大半がボックス内、奪取CBPも56.60と前線で球際に強い。Football LAB集計でもリーグ得点ランク上位の、町田最大の得点源です。
相馬=供給する(クロス・セットプレー)。第1戦は1アシスト・2キーパス、クロス4本に対しドリブルは0回と、運ぶより配球で効く役回りでした。シーズンでも攻撃CBP20.38はチーム最高、FKは2得点・決定率25%。さらに空中戦勝率82%と、サイズの割に競り合いも侮れません。第1戦では供給役の色が濃かったとはいえ、ボールを持てば自分で運べる怖さもあります。
ミラーなので、この2人がトランジションで抜ける方向を整理できます。
- エリキ(右シャドー)→ 名古屋の左裏(左WB中山克広/左CB佐藤瑶大の背後)
- 相馬(左シャドー)→ 名古屋の右裏(右WB浅野雄也/右CB野上結貴の背後)
エリキ対策
- 運ばせる前に遅らせる:エリキは加速して運ぶと止めにくいので、トランジションの初速を消す。最初のパスコース(縦)をカバーシャドーで切り、必要なら相手セントラルMF脇でのタクティカルファウルも選択肢。
- ボックス内のシュートを切る:インサイドからの決定力が本体なので、PA手前で外切りして利き足(右)のシュート角度を消す。彼に「持って・前向き・ボックス内」の3条件を揃えさせないこと。
- 奪取力への警戒:エリキは前から奪いに来るので、名古屋のビルドアップでGK・CB周辺の軽いミスが即失点に直結します。
相馬対策
- FKを与えない:相馬はFK2得点・決定率25%。PA手前〜サイドの不用意なファウルが最も危険なので、彼のFKの射程圏で安易に倒さない。
- クロスの質を制限:アウトサイドに追い込んで巻くクロスを蹴らせない。インスイングのファー詰めはエリキや町田CBの高さが活きる展開なので、ニア・ファーの管理を明確に。
- 空中戦の油断禁物:小柄でも勝率が高いので、セットプレーのマークでサイズで見くびらない。
最大の懸念:中盤の門番不在
名古屋の守備陣が構える時は、3CB(野上・藤井・佐藤)+セントラルMF2人(森島・高嶺)の5枚で、数自体は確保できます。(ミシャ式なので、3-2ではなく、セントラルMFが1枚落ちて4-1なのが特殊ですが)
担当も整理でき、左(高嶺+佐藤)がエリキ、右(森島+野上)が相馬を見るのが基本です。さらに攻撃から守備の切り替え時にバランスが崩れたところには和泉竜司がカバーリングしてくれます。
ただし、ミシャ式の宿命として、1トップ・2シャドー・2WBに加え、セントラルMFやCBまで攻撃に加わった瞬間、この守備枚数が確保できなくなります。
それでも怪我人がいなかったときは稲垣祥らが遅らせて他の選手が戻る時間を稼ぐことができていました。
問題は、稲垣祥の離脱で中盤中央の守備力が落ち、守備への切り替え時に中央でフィルターをかける質が落ちて、遅らせきれない場面が出ている点です。 担当が一枚でも狂えば、エリキ・相馬のシャドー裏抜けに直結します。対策はシンプルですが徹底が要ります。
対策は3点です。
第一に、失った瞬間に最も近い2〜3枚(木村・中山克広・山岸ら)が5秒以内にプレスをかけ、相手シャドー(エリキ・相馬)への「最初の縦パス」を通させないこと。通ってからでは追いつけません。第1戦でエリキが運んで(22キャリー/212.5m)決めたのも、相馬がクロス・FKで効いたのも、このシャドーの位置からの仕事でした。そこへのルートを塞ぎます。
第二に、即時奪回です。パスコースを切るだけでなく、重心が前に向いたときにボールを奪えると大きなチャンスになります。第1戦でも中山のボール奪取から大きなチャンスになりました。ただ難易度は第一の対策よりも高くなります。
第三に、失い方を選ぶこと。町田の前向きベクトルが出る「中央での縦パス引っかけ」を避け、奪われるならサイドの低リスクな位置で、です。和泉が中間ポジションで前を向いて受けることは、攻撃の中継役であると同時に、中央で軽く失わないための保険にもなります。
町田はカウンタープレス効率49.5%と、奪った瞬間の二次加速も鋭い。
だからこそ、名古屋は「最初の縦パスを通させない」「奪えるなら奪い切る」「危ない場所で失わない」の3点を、90分を通して徹底したいところです。
追い風:テテ不在
テテ・イェンギはゴール期待値2.204とエリキに次ぐ攻撃の出口でした。第1戦で先発した藤尾翔太はターゲットタイプではなくて、機動力が強みのFWです。ゴール期待値もテテほどではなく、またアバウトなボールを収めるというタイプではありません。つまり名古屋が押し込んでもカウンターの的が1枚減っている状態で、保持時間を伸ばす好機です。
ただし町田のカウンタープレス効率は49.5%と高く、藤尾翔太はその中心人物です。
町田の奪った瞬間の二次加速は鋭いので、ボールの失い方が鍵になります。
第2戦に向けて
第1戦の2-2は、見方を変えれば「やれる」という手応えそのものでした。リーグ最少失点級の堅守を相手に、立ち上がりから保持率で上回り、和泉の中継役で前進の経路をつくり、失点後すぐに追いつくこともできた。再びリードされたあとも、終了間際に高嶺が押し込んで追いついた執念まで含めて、瑞穂で示したのは「町田が相手でも、名古屋のサッカーは通用する」という事実です。
奪われた2失点は、いずれも町田の土俵であるセットプレーと速い切り替えでのものでした。裏を返せば、こちらの修正点ははっきりしています。
- ロングではなく、和泉を起点にショートで内側を差す
- テテ不在の今こそ、保持で握って相手を消耗させる
- エリキの「運ぶ」と相馬の「供給」を、サイドを分けて消す
- 稲垣不在を埋める、5秒の即時奪回と「失い方」の管理
どれも相手任せではなく、自分たちの徹底で握れる項目ばかりです。カウンターの的が1枚減っている今の町田を、ボールを握って走らせ、こぼれ球と二次攻撃で仕留める。
第1戦で見えたあの絵を、今度は最後の1分まで描き切るだけです。
舞台は敵地。簡単な90分にはならないでしょう。それでも、瑞穂で追いついたあの時間帯にスタンドとピッチを満たした空気を、選手たちはきっと覚えています。データは「名古屋は崩せる」と告げている。あとは、それを信じて出し切れるかどうか。
6月6日、町田。持って、奪って、勝ち切る。最後の笛が鳴るまで、グランパスを信じて押し上げましょう。
用語補足
用語 | 説明 |
|---|---|
3-4-2-1 | 3人のセンターバック、4人の中盤、2人のシャドー、1人のFWで構成する基本配置。名古屋と町田は第1戦で同じ形を採用していた。 |
ミラーゲーム | 両チームの基本配置が同じ、またはよく似ている試合のこと。噛み合わせがはっきりし、個々の位置取りやズレの作り方が重要になる。 |
保持/ボール保持率 | どちらのチームがどれだけボールを持っていたかを示す考え方、または数値。保持率が高いほど、ボールを持つ時間が長い。 |
セットプレー | コーナーキック、フリーキック、スローインなど、プレーが止まった状態から再開される攻撃。 |
カウンター | 相手からボールを奪った直後に、守備が整う前を狙って素早く攻めること。 |
トランジション | 攻撃から守備、守備から攻撃へ切り替わる瞬間のこと。この記事では特に、町田が奪った直後に速く攻める場面を指している。 |
ショートパス/ショートコンビネーション | 短い距離のパスを複数人でつなぎ、相手守備の内側や脇を崩す攻撃。 |
スルーパス | 相手守備ラインの間や背後へ通すパス。受け手が走り込むことでチャンスになりやすい。 |
ロングパス/対角ロングパス | 長い距離を一気に飛ばすパス。対角ロングパスは、右後方から左前方、または左後方から右前方へ大きく展開するパス。 |
4バック/5バック | 最終ラインに守備者を4人置く形が4バック、5人置く形が5バック。5バックは横幅を守りやすい。 |
5-2-3/5-4-1 | 守備時の配置。5-2-3は後ろ5人・中盤2人・前線3人、5-4-1は後ろ5人・中盤4人・前線1人の形。 |
ミドルブロック | 自陣深くまでは下がり切らず、中盤付近で守備ブロックを作ること。 |
ローブロック | 自陣深くまで下がって守備ブロックを作ること。ゴール前を固めやすい一方、攻撃に出る距離は長くなる。 |
ブロック | 守備側が選手同士の距離を保って作る守備のまとまり。相手に中央や背後を使わせないための形。 |
被攻撃回数 | 相手に攻撃された回数を示す指標。少ないほど、相手に攻撃機会を作らせていないと見られる。 |
KAGI | Football LABの指標の一つ。相手に危険なエリアまで攻め込ませず、安全な場所でプレーさせられているかを見るための数値。 |
CBP | チャンスビルディングポイントの略。Football LABの指標で、プレーがどれだけ攻撃や守備に貢献したかを数値化したもの。 |
WB/ウイングバック | 3バックや5バックの外側に立つ選手。攻撃時はサイドを高く取り、守備時は下がって5バックの一員になる。 |
CB/センターバック | 最終ライン中央で守る選手。この記事では野上・藤井・佐藤などを指す。 |
ワイドCB | 3バックの左右にいるセンターバック。中央のCBよりもサイド寄りの守備や攻撃参加を担う。 |
セントラルMF | 中央の中盤選手。攻撃のつなぎ役にも、守備のフィルター役にもなる。 |
シャドー | 1トップの少し後ろに立つ攻撃的な選手。相手中盤と最終ラインの間で受けたり、裏へ抜けたりする。 |
ビルドアップ | 自陣後方からボールをつないで攻撃を組み立てること。 |
4-1-5 | 攻撃時に後方4人、中盤1人、前線5人のような形になる配置。前線に人数をかけられる一方、中央の1人が狙われやすい。 |
プレス | 相手に近づいてプレッシャーをかけ、自由にプレーさせない守備。 |
カウンタープレス | ボールを失った直後に、すぐ近くの選手が相手へ圧力をかけ、再び奪い返そうとする守備。 |
5秒ルール | ボールを失った直後の数秒間で強く奪い返しに行く考え方。この記事では「最初の縦パスを出させない」ことも含めて使っている。 |
即時奪回 | ボールを失った直後に、すぐ奪い返すこと。成功すると相手の守備が整う前に再攻撃できる。 |
ライン間 | 相手の中盤ラインと最終ラインの間のスペース。ここで前を向けると攻撃の起点になりやすい。 |
中間ポジション | 相手選手の間に立ち、誰が捕まえるか迷わせる位置取り。和泉が担った役割の一つ。 |
チャンネル | サイドの選手とセンターバックの間にできるスペース。この記事では主にウイングバックとワイドCBの間を指している。 |
ハーフスペース | ピッチ中央とサイドの中間にあるエリア。ゴールに近づきやすく、クロスやシュートにつながりやすい。 |
縦パス | 相手ゴール方向へ入れるパス。守備ブロックの内側に通ると一気に前進できる。 |
ワンタッチの落とし | 受けたボールを止めずに、近くの味方へ戻すプレー。3人目の動きと組み合わせると相手をずらしやすい。 |
3人目の動き | ボールを出す選手、受ける選手とは別の選手が、次の受け手として走り込む動き。守備の視線を外しやすい。 |
二次攻撃 | 一度跳ね返されたボールやこぼれ球を拾って、続けて攻撃すること。 |
PA | ペナルティエリアの略。ゴール前の大きな四角いエリア。 |
こぼれ球 | シュート、クロス、競り合いなどの後に、どちらのボールにもなっていない状態で落ちるボール。 |
カバーリング | 味方が抜かれたり、位置を外したりしたときに、別の選手がその場所を補う守備。 |
フィルター | 中盤で相手の前進を遅らせたり、パスコースを消したりする役割。最終ラインの前で危険を減らす働き。 |
タクティカルファウル | 相手の速攻を止めるために、戦術的に選択するファウル。カードのリスクもあるため使いどころが重要。 |
カバーシャドー | プレスに行く選手の背後にできる「影」のような範囲を使い、相手へのパスコースを消す守り方。 |
外切り | 相手を中央ではなく外側へ誘導する守備。危険な中央突破やシュートコースを消す狙いがある。 |
インスイング | ゴール方向へ曲がっていくクロスやキック。守備者やGKが対応しにくく、ファーへの飛び込みも狙いやすい。 |
ニア/ファー | ニアはボールに近い側、ファーはボールから遠い側。クロス対応やセットプレー守備でよく使う。 |
ターゲットタイプ | ロングボールやクロスを受け、競り合いやポストプレーで攻撃の起点になるFWのタイプ。 |
ゴール期待値 | シュートがどれくらい得点になりやすいかを示す指標。高いほど、質の高いシュート機会に関わっていると見られる。 |
攻撃の出口 | 守備から攻撃に移るとき、最初にボールを預けられる選手や場所。カウンターの起点になる。 |
失い方 | ボールを奪われる場所や状況のこと。中央で前向きに奪われるとカウンターを受けやすく、サイドで失えば比較的対応しやすい。 |
