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地上波でJリーグを取り上げる番組が減った

やべっちFC、終わっちゃいましたね。定期的にJリーグについて放送してくれる番組がまた1つ減ってしまいました。

専門番組はもう2つしかありません。

  • スーパーサッカー(TBS系列:関東・北海道) 毎週日曜深夜
  • FOOT×BRAIN(テレビ東京系列:関東・BS(全国) 毎週土曜深夜

BSまで広げればJリーグタイムもあります。

  • Jリーグタイム(NHK-BS:BS(全国)):試合後に不定期

不定期放送では手越祐也さんがやっていたこの番組もあります。ただ今後は不明ですね。

  • サッカーアース 日本テレビ 不定期放送

こうなってくると心配なのは、サッカーの「存在感(プレゼンス)」が低下するのではないか、ということです。

プッシュ型コンテンツとプル型コンテンツ

プッシュ型コンテンツとプル型コンテンツ

テレビの特徴は、テレビというデバイスの電源さえONにしていれば、勝手にコンテンツが流れてくることです。テレビの前にいるのがどんな人物なのかというのは関係ありません。コンテンツ制作者が、相手構わず配信するコンテンツを「プッシュ型コンテンツ」と呼びます。

一方ほとんどのインターネットのコンテンツは、必ず一番最初に「探す」というプロセスが入ります。いちばん典型的なのは動画配信でしょう。YouTubeで、なんか面白い動画がないかなーって思ったときは、YouTubeのトップのオススメのなかから選ぶか、キーワードを検索して見たりするのではないでしょうか。YouTubeは、「欲しいものしか配信しない」のが特徴で、こういうコンテンツを「プル型コンテンツ」と呼びます。

平成30年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査
平成30年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査(PDF)より引用

プッシュ型コンテンツの利用とプル型コンテンツの利用は、20歳代まではだいたいプル型コンテンツの利用が中心。30歳代はトントン、40歳代以上になると年齢が上がれば上がるほどプッシュ型コンテンツに依存しているのがわかります。

Jリーグを紹介するテレビが減ってくると、「プッシュ型コンテンツに時間を費やす層に届かなくなる」ということがわかります。

一方で、プル型コンテンツでは「最初から欲しいものにしか届かない」ということが問題です。

Twitterを例にあげると、Twitterで流れてくるツイートは以下の3種類です。

  1. その人がフォローしているユーザーのツイート
  2. フォローしているユーザーのリツイート
  3. プロモーション(広告)ツイート

だから、フォローしているユーザーが偏っていると、その偏りのせいで「凝り固まった考え方」になってしまう可能性があります。特定の志向を持っているユーザーは、その志向と同じユーザーをフォローしていると、あたかも世界のすべてが同じような志向であるかのように勘違いしてしまう可能性があります。プル型コンテンツの弱点はコレです。

ただ、特定の志向を持っているユーザーも、その志向のことしかツイートしないわけではないでしょう。目に付いたなにかに興味を持てば、それにリアクションを返すこともあるわけです。それがフォロワーに連鎖する。

Twitterの特殊なところは「誰かが興味を持ってツイートまたはリツイートというアクションをしてくれる」ということで、それがフォロワーに伝播し、擬似的にプッシュ型コンテンツのように振る舞うことができるところです。

Twitterの疑似プッシュの仕組み

UGCってなに?

なにかに興味を持って、感想をツイートする。そういったコンテンツのことをUGC:User-generated-contentと呼びます。

直訳すると、「ユーザーの手によって制作・生成されたコンテンツ」という意味です。

UGCには様々な種類があります。

  • Instagram、Facebook、TwitterといったSNS上の写真やテキスト、イラスト
  • ブログ
  • YouTubeの動画やコメント
  • 食べログ、Amazonなどのレビュー投稿
  • Wikipediaやまとめサイトなどのテキスト
  • クックパッドのレシピ
  • Spotifyのプレイリスト

UGCで構成されたメディアを「CGM:Consumer Generated Media」と呼びます。グラぽのようなWebサイトだけでなく、Yahoo!知恵袋のようなユーザーの質問と回答(UGC)で構成されるサイトもCGMと呼ぶことができます。

インターネットのおかげで、誰でも様々な発信が簡単にできるようになりました。

なんでUGCが注目されるの?

30歳代以下では、プル型コンテンツが中心になります。放っておくと「もともと興味のあるコンテンツ」にユーザーは引きこもってしまいます。
ユーザーが見たいコンテンツ
どんなときに自分自身が興味のないコンテンツを見るでしょうか。

それは「ほかの誰か(フォローしてる人)が楽しんでいる、喜んでいる」コンテンツです。

公式サイトで、いくら「面白いですよ!楽しいですよ!」と言われてもなかなか腹落ちしないのではないでしょうか。でも誰かが「これめっちゃ面白かった!」って言われたら、ちょっと興味持ちますよね。

イタリアンプリンを例に挙げます。

文春オンラインで、成城石井のイタリアンプリンの記事があがっていますが、この記事は文春オンラインを見に行くことで初めて読むことができます。
文春オンライン「成城石井のイタリアンプリン」の記事
引用元:https://bunshun.jp/articles/-/39153

一方、あるユーザーのツイートです。

@zanpanman さんのイタリアンプリン感想ツイート

どちらが望ましい「アクション」に繋がるでしょうか。

わたしなら、この @zanpanman さんのツイートのほうが食べたくなります。購入したくなります。

誰かが楽しんでいる様子というのは、ちょっとそそられます。UGCの強みというのは、その「誰かが楽しんでいるところ」を魅せることができるということです。

Jリーグの課題

Jリーグは、現在ある一定規模のユーザーを獲得していて、そのユーザーのために必要なコンテンツはJリーグそのものも、既存メディアも、各クラブも懸命に提供してくれています。

ただ、そのほとんどはいわゆる「オフィシャルなコンテンツ」です。

「身近なユーザーの楽しいを伝える」ことができていません。

オフィシャルなコンテンツは興味のあるヒトしか見に行くことはありません。誰か、身近なユーザーの楽しかった体験を伝える仕組みが必要だと思うのです。

ユーザーの参加というのをもっとハードル低くする取り組みはできないでしょうか。もっともっとJリーグを一般的な消費者が話題にできるような仕組みは提供できないでしょうか。いまはJリーグの選手の写真や試合での写真を使うことは、実は違反行為なのです。もっともっとUGCが作りやすい環境を整備し、もっと多くの人にJリーグというコンテンツが届くようにする。自分が楽しかったことを発信して貰えるようにする。ここが現在のJリーグの課題だと考えます。

グラぽは、いろんなグランパスの楽しみ方を伝えようと考えて作っています。

こちらからだけでなく、本当にありがたいのは、皆さんが「感想」を寄せてくれることです。「俺はこんな風に感じた。」ということをツイートしてくれると、そのヒトのフォロワーさんにはそれが伝播します。いつもポジティブな感想ばかりにはなりませんが、ポジティブな、楽しかった、良かった、それが広がっていくことというのがすごく大切だと思っています。身近なユーザーの体験を広げていくことができるというのがとても大事なのかなと思っています。

楽しさを伝える、ということが大事だと、同じように考えている方はたくさんいて、実は他のクラブにも、UGCを作り上げているひとたちというのがたくさんいます。なかにはメディアとして成立する=CGMのレベルまで育てて下さっている先輩方もいます。

さまざまなJリーグのCGM

この章のコンテンツは、Estrella(エストレヤ)さん@estestestrella にご提供いただきました。

エストレヤさんは「柏でよりみちアディショナルタイムズ」というフリーペーパー=CGMの典型 に参加されていて、JリーグのCGMに大変詳しい方です。

柏でよりみちアディショナルタイムズ

画像引用元:「柏でよりみちアディショナルタイムズ」

「柏でよりみちアディショナルタイムズ」は大変歴史のあるコンテンツで、選手にも認知されていることで有名です。こういった地道な活動が、柏レイソルの認知に役立っているのではないかと思います。素晴らしいですね。

エストレヤさんに現在アクティブなJリーグのCGMにはどんなものがあるのかを以下のようにご紹介いただきました。

Jサポフリーペーパー

Webメディア

グラぽも、このJリーグのCGM(Webメディア)の1つと言えるかと思います。Jリーグの普及、名古屋グランパスの認知度向上のために頑張っていきたいと思います。

みなさんも自分が感じた楽しかったを、先輩方ほど大規模ではなくて良いので、発信、はじめてみませんか?

グラぽが目指すもの

そもそもグラぽを開設したきっかけは、2002年から2015年1月まであった、Jリーグ公認ファンサイトJ’s GOALが閉鎖されたことでした。スマートフォン版がいつまでたってもリリースされないなど、問題があったものの、Jリーグサポーターによりそった、ここにいけばJリーグの情報が得られるというサイトでした。

J’s GOALがなくなるということは、クラブ公式しか情報源がなくなってしまうのではないかという危惧を覚え、じゃあないなら作ってしまえ、ということでグランパスに関するコンテンツを提供するサイトを作ろうというのが開設のきっかけです。

J’s GOALの閉鎖をきっかけに生まれたメディアはもう1つあって、J’s GOALで執筆していたライターを中心に作成された「タグマ」があります。赤鯱新報もその経緯のなかで作成されました。

その後J’s GOALは復活しましたが、時計を戻すことはできなかったという感はあります。

グラぽは、プル型コンテンツの世界であるインターネットのなかで、UGCのもとになる「グランパスで語るネタ」を提供することを目指しています。

もう1つ大切にしていることがあります。

サッカーに絶対の正解なんてない

と編集長は考えているので、なにかに凝り固まった考え方はしません。

だから特定の派閥だけに与することはしません。いろんな意見があったほうが、「話題になりやすい」と考えるからです。いろんなUGCが生まれて、みんなの考えが発信できるようになるからです。

いろんなヒトの、いろんな考え方で、いろいろ語り合い、みんなでグランパスを盛り上げていくことを目指しています。

これからも皆さんよろしくお願い申し上げます。

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About The Author

グラぽ編集長
大手コンピューターメーカーの人事部で人財育成に携わり、スピンアウト後は動態解析などの測定技術系やWebサイト構築などを主として担当する。またかつての縁で通信会社やWebメディアなどで講師として登壇することもあり。
名古屋グランパスとはJリーグ開幕前のナビスコカップからの縁。サッカーは地元市民リーグ、フットサルは地元チームで25年ほどプレーをしている。

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