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[コラム] クラブとマスコットのTwitter利用について(1) マスコットのTwitter利用

Twitter界隈では、現在Jリーグマスコット総選挙が話題になっています。

そこで、マスコットのTwitter活用状況をまとめました。J1/J2全40クラブのうち、マスコットがいるのが38チーム、今月末新たに加わる山口のマスコットで39チームになります。そのうちツイッターアカウントを持っているのは18チーム。J1は期間限定の広島・名古屋・福岡を除いて6チームのみ。残り12チームがJ2です。

クラブマスコットTwitterアカウント一覧
クラブマスコットTwitterアカウント一覧
フォロワー数順位(マスコットアカウント)
フォロワー数順位(マスコットアカウント)

フォロワー数 第3位はカブレラ(川崎)、第2位レイくん(柏)、第1位はふろん太(川崎)
川崎がなんとベスト3に2人も送り込んでいます。
その他、期間限定のサンチェが14位に食い込んでいるのがさすが団結力の高い広島ならでは・・・
同じ期間限定アカウントでも、グランパスくんは半分程度になってしまっています。以前のなりきりマスコットグッズ対決では勝利を収めましたが、根本的な活用で差をつけられていると思われます。
その鍵はこれ、Tweet数です。

ツイート数順位(マスコットアカウント)
ツイート数順位(マスコットアカウント)

マスコットでツイート数ベスト3、第3位レイくん(柏)、第2位ふろん太(川崎)、第1位はヴォルタくん(徳島) 参考記録として、岐阜に関わるさまざまなマスコットであるミナモちゃんを勘定に入れるとダントツトップです。しかし純粋なJリーグマスコットではないので、今回は参考記録とさせていただきます。

ポイントということで、期間限定アカウントである、広島と名古屋を比較してみましょう。
それぞれのアカウントは開設されてからちょうど1日しか経っていません。

その時点で、サンチェくんは20ツイート、
たとえば、

このようにしてライバルチームとのからみを含めて、煽りをいれています。また、以下のような試みをやっています。

このようにして、得票を増やすイベントをきっちり盛り込んでいます。

Twitterはタイムラインにどれだけ流れるかが命。ずっとツイートを続けることはできませんから、リツイートをしてもらうようなしかけ作りが必要になるでしょう。そういう意味では、20個のツイートをして、その中にイベントを仕込むことによってリツイートやハッシュタグの活用をうながす働きかけがしっかりできています。

対する名古屋グランパスはどうでしょうか?

画像をつかった可愛さのアピールは悪くありません。

ただ、6個しかツイートがありません。これではタイムラインにグランパスくんがあまり流れないことになります。そのうち2個は他のアカウント(サンチェくんとJ’s Goal)のリツイートです。これではタイムラインにあまりグランパスくんアカウントの投稿が流れないことになります。これが、開設1日でのフォロワー数が倍違う理由ではないでしょうか。

クラブマスコットの活用方法

わたしたちが普段目にする商品には、様々なキャラクターが描かれています。
ヤンマーのヤン坊マー坊、ヤマト運輸のクロネコ、ミッキーマウスもアニメのキャラクターという枠を超えて、ディズニーランドのマスコットキャラクターと考えることもできるかもしれません。

企業のマスコットキャラクターのなかには企業よりも単体でイメージがついてしまっているものもあると思います。たとえばポン・デ・ライオンはミスタードーナツのキャラクターですが、アニメのキャラクターとミスタードーナツのタイアップであるかのように思っている人も少なくないと思います。

では、なぜ人間はマスコットキャラクターを作るのでしょうか。

キャラクターは、イメージを左右する

1つは、興味や関心を引くためです。

客寄せパンダという言葉があります。これはイベントなどで特に人気がある、または、多くの人の興味・関心を引く力があり、集客の要として扱われる、イベントの目玉と呼べる存在のことを指します。上野動物園にパンダを見に来る人が多いことに由来する表現です。マスコットキャラクターがあれば、チームや試合などのイベントを印象づけやすく、キャラクター単体に興味を持ってもらった場合も、それがチームのマスコットキャラクターだという事を知ってもらえば、チームの宣伝になるのです。

ディズニーランドには、ミッキーマウスなどのキャラクターがたくさんいます。たんにアトラクションを楽しむというよりも、彼らキャラクターとふれあう機会を持つことを楽しみにしている方も多いと思います。ミッキーマウスがもし、オドロオドロしい見た目だったり、あまりにリアルなネズミだったりしたら、今のように人気が出たでしょうか?可愛くて、ハッピーそうなイメージがあるから、今のディズニーランドがあるのだと思っています。
そしてステキなフォルムで愛らしいグランパスくんが好きだけど、グランパスは大嫌いという人はそれほど多くないのではないでしょうか。

もう1つは、シンボルとして、です。
スポーツチームや軍隊などでは、エンブレムにマスコットキャラクターを描き、自分たちと同じシンボルを持つものを仲間とするという区別する用途で使われることもあると聞きます。

Jリーグのマスコットはイメージとシンボルの両方の側面を持つ

Jリーグのマスコットは、上記のどちらの側面もあるのではないでしょうか。

たとえばヴィヴィくん。

https://twitter.com/anzujbl/status/692294709037916164

ヴィヴィくんを見て、微笑ましい気持ちになるかたが多いのではないでしょうか。きっと、それがVファーレンのキャラクターであることを知れば、Vファーレンに対するイメージが悪くなることはきっとないのではないでしょうか。かわいいマスコットキャラクターがいれば、来場者はそれだけで喜んでくれます。かわいいキャラクターがいるだけで、そのキャラクターを起用したチームにもいい印象を持ってもらうことができるのです。

そして、チームが有ることを知ってもらっても、日が経つと忘れられてしまう可能性が少なくありません。でも、マスコットキャラクターがいれば人の記憶に残りやすく、同時に試合などの開催についても記憶を留めておいてもらうことができます。キャラクターを見る度にその人はチームのことを思い出し、キャラクターをふとした拍子に思い出す度にチームのことを思い出してもらえるのです。

また、マスコットキャラクターのグッズを身に着けていたり、持っていたら、少なくともそのチームに対して嫌な気持ちは持っていない仲間であるという証になります。仲間としての連帯感を醸成することができるかもしれません。

人は忘れるいきもの

人間は、どんどん忘れていきます。どんなに好きなキャラクターでも時間が経つと、上記の「記憶の効果」が失われてしまいます。テレビに出なくなったタレントさんがいたとして、1年も経つと名前も思い出せなくなることが多いですよね。

だからこそ、継続的な露出は必要なのです。

なんらかのSNSの利用率は、のべで集計すると100%を超えます。

http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h27/html/nc242220.html

SNSの利用率(総務省統計平成27年度)
SNSの利用率(総務省統計平成27年度)

これを見てみると、ここに挙げているSNSにアカウントを持ち、なんらかの情報を利用者に継続的に与え続けることは、良いイメージを与えるために効果的だと思われます。

公式アカウントがあるじゃないか?という疑問

詳しくは次回に譲りますが、SNSやスマホの発展でみんなが何が変わったかといえば、昔よりもずっと情報に欲張りになってきているということじゃないでしょうか。

情報はとても欲しいです。正確で無駄のない情報が欲しいです。
しかし、そういった無駄のない情報は、イメージアップやシンボルとしての役割は果たせるでしょうか?

答えは「違う」だと思います。

マスコットキャラクターのTwitterアカウントは、イメージアップやシンボルとしての役割を果たすためのものだと思っています。

だからこそ、公式が、綿密な設定にもとづいて運営して欲しいと思っています。

ディズニーランドは、キャラクターたちのストーリーにもとづいて作られています。そのイメージを共有することでみんなはディズニーランドという場所に没入できています。
できるならば今回作っていただいたグランパスくんのTwitterアカウントをしっかりと綿密な設定のもとに運用していただければ嬉しいと思っています。

おまけ:Twitterアカウントの明け渡し方

たとえば、@grampus_kun というユーザーアカウント名はとてもグランパスくん向けですよね。
現在grapo運営会社側で、このアカウントを使用していますが、もしもこれから利用したい場合、

1)弊社がTwitterユーザー名を @grampus_kun から @grampus_kun_botに変更する
2)タイミングを合わせて、 @grampuskun_No1 の Twitterユーザー名を @grampus_kun に変更する

これでアカウントの譲渡完了です。フォロワーはそのまま@grampuskun_No1のものが引き継がれます。

このような形であれば、すぐにでも明け渡し可能です。単純に @grampus_kun をやめちゃうだけですと、スクワッター(有名そうなアカウントの名前を取得して売りつける人)に狙われてしまうので、打ち合わせは必要かと思います。

About The Author

グラぽ編集長
大手コンピューターメーカーの人事部で人財育成に携わり、スピンアウト後は動態解析などの測定技術系やWebサイト構築などを主として担当する。またかつての縁で通信会社やWebメディアなどで講師として登壇することもあり。
名古屋グランパスとはJリーグ開幕前のナビスコカップからの縁。サッカーは地元市民リーグ、フットサルは地元チームで25年ほどプレーをしている。

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